
転職エージェントを利用するメリット13個とデメリット11個
転職において、昔は全て自分で探すのが普通でした。
ハローワークに行ったり、就職情報誌を買ったり、転職サイト(企業が掲載している求人を自分で選んで応募できるサービス)を利用して、どの企業が良いか自分で探しました。
今は、転職エージェントを利用すると、企業探し以外でも、転職希望者と採用企業との間に立って、転職活動を手伝ってくれます。
昔に比べたら至れり尽くせりの「転職エージェントを利用するメリット13個とデメリット11個」をご紹介します。
転職エージェントを利用するメリット13個

転職エージェントを利用するメリット13個
転職エージェントを利用するメリット13個をご紹介します。
仕事選びから入社までのサポート
求職者から仕事の条件や希望をリスニングして、数多く保有している求人情報の中から求職者の経験や希望に合う企業を紹介してくれます。仕事選びから入社までをサポートしてくれます。
一人で企業選びしなくていい
自分一人で転職先を探すよりも、転職エージェントに依頼したほうが、蓄えられた転職ノウハウを活用していくことが可能になるので転職まで近道で歩めます。
非公開求人を紹介してもらえる
多くの転職エージェントの求人情報は、一般の人には非公開になっています。非公開求人は転職エージェントがマッチングして紹介してもらわないと応募することはできないので、思ってもみなかった条件の良い企業を紹介してもらえる可能性がでてきます。
キャリアの棚卸ができる
転職エージェントの担当者であるキャリアアドバイザー(キャリアパートナー)のアドバイスにより今まで培ってきたキャリアの棚卸を行います。
キャリア棚卸で発見された求職者のキャリアは「志望動機」や「自己PR」に結びつきます。
応募書類のアドバイスをしてくれたり推薦状も書いてくれる
企業への応募書類である履歴書や職務経歴書作成のアドバイスをしてくれたり、推薦状も書いてくれます。
採用面接対策
不安要素の一つである採用面接対策として、企業へのアピールポイントや伝え方などを客観的なスタンスでアドバイスしてくれます。また蓄積された過去の合格者の傾向などもレクチャーしてアシストしてくれるので面接が成功に導かれる確率が高くなります。
採用面接の日程調整や条件交渉を依頼できる
転職エージェントに企業との採用面接の日程調整や条件交渉を依頼できるので心強い。
面接後にフォローしてくれることもある
面接が上手くいかなかったと思っても、アドバイザーが、先方の企業の採用担当者と話をしてくれて、応募者が緊張しすぎていつもの調子が出なくてうまく自己アピール出来なかったなどの旨を説明してくれた結果、内定をもらえることも珍しくありません。
面接の好結果に対してもどこが良かったか教えてくれる
面接がうまくいって結果が良かった時にも、アドバイザーが採用担当者に面接で高評価した点を教えてもらって応募者に伝えてくれます。
転職エージェントと転職サイトの併用で最強
転職エージェントと転職サイト(企業が掲載している求人情報を自分で選んで応募できるサービス)を併用することでそれぞれのサービスが保有している強みを享受できます。
企業内の雰囲気や様子が聞ける
企業内の雰囲気や様子をアドバイザーから聞くことが出来る。転職サイトや企業のWEB情報を見るだけでは伝わってこない経営者や現場の担当者などの生の情報が手に入るかもしれないので、企業を選ぶ時に参考になります。
退職トラブルを未然に防げる
転職するにあたり、現在勤めている会社と退職トラブルが起きないように、効率よく退社準備ができ円満退社になるようにアドバイスがもらえます。
サービスを転職者は無料で利用できる
そもそも「転職するべきかどうか」や、転職することを決めたら「キャリア相談」から「転職後のアフターフォロー」までの一連の様々なサービスを転職者は無料で利用できるので経済的な負担が一切ありません。


転職エージェントを利用するデメリット11個

転職エージェントを利用するデメリット11個
転職エージェントにはメリットだけではなくデメリットもありますので、転職エージェントを利用する際の参考にしていただきたいと思います。
転職エージェントを利用するデメリット11個をご紹介します。
紹介される求人が少なく応募できる求人が限られる場合があります
転職エージェントを利用すれば、転職希望者の経験や希望条件に合わせて求人を紹介してもらえますが、転職エージェントによっては特定の業界や職種を専門的に絞って転職希望者に紹介しているので、紹介される求人が少なく応募できる求人が限られる場合があります。
自分に合っていて質の低くない転職エージェントを選ぶのは難しい
転職エージェントは厚生労働省の許認可で営業しています。
日本全国の転職エージェントの事業所数は、約24,000事業所。この数字には大手以外の中小の転職エージェントも含まれていますが想像以上に多い数です。
転職エージェントの事業所は、企業の採用担当者との打ち合わせの利便性を考慮して企業の本社所在地や転職希望者との面談の利便性も考えて人口が多い地域に置いてあります。
その中から自分に合っていて質の低くない転職エージェントを選ぶのは至難の技です。
転職者が求人情報を見たい時に自由に求人情報を見れない
アドバイザーは転職者と企業とのより良いマッチングをするために転職者からのニーズを細かく聞いてニーズに合った求人を紹介してくれます。
そのため転職者が求人情報を見たい時に自由に求人情報を見れない時もあります。しかしアドバイザーとの信頼関係を築くことやしっかりと要望を伝えることでデメリットではなくなります。
数社から内定をもらった場合に迷わずに1社に決定しなければなりません
転職のプロの助言で、履歴書や職務経歴書などの応募書類の書き方や面接の対策や条件交渉までお任せできます。
自分一人の転職活動よりも高い確率で内定をもらえますので、数社から内定をもらった場合に迷わずに1社に決定しなければなりません。
転職の目的が曖昧だと転職に失敗しがち
転職の目的がはっきりと見えていない転職者は、会社や業務への不満が転職の「きっかけ」になっていると思いますが、「きっかけ」は転職の目的ではありません。
目的は「自分がなりたい最終ゴール」です。転職の目的が曖昧なまま、アドバイザーの言われるままに転職したら転職に失敗しがちです。
全てをアドバイザーに任せてしまうのは良くない
アドバイザーが頼りになるからと言って転職活動の全てをアドバイザーに任せてしまうと最終的に判断しなければならない事柄も判断しなくなり、依存が形成されて自分自身のアイデンティティが確率されなくなってしまいます。
最後に判断するのは自分自身であることを肝に命じることが肝要です。助けてもらえるところは助けてもらって自分で考えるところは自分で考えるというメリハリを付けましょう。
アドバイザーとのやり取りが煩わしく思う
転職希望条件の調整のための面談や求人紹介のための電話などに出なければならないので、アドバイザーとのやり取りが煩わしく感じる人は転職エージェントに申し込まないほうがいいです。
アドバイザーに向いていない人もいる
アドバイザーは転職のプロですが、向いていない人もいて、
- 希望条件のすり合わせの時に希望をちゃんと聞いてない
- こちらの希望に合ってなくても大量の求人企業を紹介してくる
- 企業の雰囲気などの情報はまだしも、調べれば誰でもわかるような情報に詳しくない
- 内定をもらいやすい企業ばかりを紹介される
- 連絡しても返事が返ってこなったり対応が遅い
などの特徴があります。
実際にやり取りをした感じで「これはハズレかな?」と思ったら遠慮なく何度でもアドバイザーを交代してもらいましょう。
交代する時にまた時間が経過してしまうので、時間の猶予はあまりないのですから1社ではなく最初から複数社に申し込んでおきましょう。
学歴や職歴などから求人企業を紹介してもらえない
学歴や職歴などから求人企業を紹介してもらえないことがあります。
内定を取りやすい人だったら優先的に紹介してもらえますが、無理そうな人にはアドバイスを貰う前から断られてしまうことがあります。
応募を急がされることがある
アドバイス期間を設けている転職エージェントだと、例えば期限の3ヶ月が近づいてきたら応募を急がされることがあります。
転職エージェントは、転職者が転職先に入社しないと報酬がもらえないので、急がされてしまい悠長に構えていることができなくなります。
絶対に転職出来るとは限りません
転職エージェントを利用したとしても絶対に転職出来るとは限りません。
ただ自力で転職するよりも確率はあがります。
まとめ
転職エージェントのアドバイスを利用することで得られる恩恵は大きいです。一人でマイペースで仕事を探すよりもアドバイザーの経験と知識が活かせるので効率的に仕事が探せます。
そもそも転職するかどうかの悩みから、求人の紹介、応募書類のアドバイス、面接対策、条件交渉などのアドバイスはもとより、独自の転職支援サービスが付加された転職エージェントもあります。
転職エージェントの利用者は毎年増えていて、転職の成功率を高めるためのサービスも充実しているのでぜひご利用ください。
転職エージェントを利用することで、一人で転職活動をするより効率的に転職出来ますが、転職エージェントを利用するこで発生するデメリットもあります。
転職エージェントを利用するメリット13個とデメリット11個をご紹介しましたが、転職エージェントを利用する前にメリットとデメリットを把握しておけば、鬼に金棒なのではないかと思います。
転職エージェントに申し込めば必ず100%転職出来るとは限りませんが、転職エージェントを利用して転職のプロからアドバイスをもらいながら着実に進めていけば、内定を貰える確率が上がるのでぜひ試してみてください。