シングルマザーにとって子育てと仕事の両立は大きな課題です
筆者はシングルマザーに育ててもらったので両立の大変さが理解できます この記事では、そんな悩みを解決するためのおすすめの仕事を紹介します
正社員の安定性と福利厚生の魅力、またパートの時間的な自由度と子育てとの両立性、それぞれにメリットとデメリットがあります。
適切な職種選びで、仕事と家庭のバランスを取りながら、安定した収入を得る方法を見つけましょう。
シングルマザーの仕事のおすすめ
赤ちゃんのうちは3時間ごとにミルクをあげなければならないし、ハイハイができる頃になると目が離せなくなります。
子供を育てるには、働くことに時間的な制限がかかります。
シングルマザーは時間に融通が効きつつ、収入を確保することが必要になります。
以下で、シングルマザーの仕事のおすすめを、会社勤務と在宅勤務に分けてご紹介します。
シングルマザーの仕事のおすすめ(会社勤務)
シングルマザーの仕事のおすすめ(会社勤務)は、シングルマザーに対していつでもウェルカム状態にある会社です。
人手不足で求人が集まらない介護職は、シングルマザーを積極的に採用しています。
産休や育休等の体制が整っている会社も、人材に余力がある場合が多いです。
シングルマザーにとってもおすすめです。
介護職員やヘルパー
介護職員やヘルパーです。
介護職は求人が多い割にあまり人が集まりません。
いろいろな雇用形態があるので、子供がいても優遇してくれることが多い職種です。
介護職は一般的に、重労働の割には賃金が低い傾向ですが、ケアマネージャを兼任することで年収300~400万円が見えてきます。
介護福祉士
介護福祉士は別名「ケアワーカー」とも呼ばれます。
基本的に、
- 介護職員
- ヘルパー
- 介護福祉士
の資格取得者の仕事内容は変わりません。
介護福祉士は介護のスペシャリストで、介護現場の責任者になったり、介護者に対して介護の指導を行うこともできます。
介護福祉士になるには、介護福祉士の資格をとる必要があります。
- 実務経験3年の後に「実務者研修」を受けてから国家試験に合格する「実務経験ルート」
- 養成施設を卒業する「養成施設ルート」
- 福祉系高校で勉強して国家試験に合格する「福祉系高校ルート」
年収は、一般的に250万〜400万円くらいです。
介護事務
介護事務です。
「介護をする体力がなくても事務ならできそう」という方は、介護事務はどうでしょうか?
介護事務は、利用者の報酬請求金額を計算したり受付をします。
介護事務の資格はそれほど難関では無いので、取っておいた方がいいでしょう。
ただ、介護事務は事務仕事なので、給料はそれほど高くないです。
専業で平均年収は250万円前後なので、同時に副業をしたほうがいいかもしれません。
医療事務
医療事務は病院で請求金額を出す事務の仕事で、女性を中心に人気の仕事です。
医療事務の仕事をするには絶対に資格が必要ではありませんが、資格を取得することで有利に就職ができ、さらにお給料が増えることが期待できます。
病院で働くには看護師資格を取る人がいますがお金も時間もかかるので、それなら医療事務を、
- 独学
- 通信
- 学校
などで半年ほど勉強して取るのがいいと思います。
平均年収は約276万円です。
調剤薬局事務
調剤薬局事務です。
最近は病院は病院、薬局は薬局という構図ができあがっています。
病院の仕事も人気ですが、薬局でも事務の仕事ができるという魅力があります。
近年、健康志向が高まっているので医療費削減の方向ですが、薬の処方箋の受付枚数は年々増えています。
調剤薬局事務は将来性が高く、安心して勤務し続けられる仕事なので、調剤薬局事務を目指す女性は増えています。
平均年収は約300万円です。
歯科衛生士
歯科衛生士です。
コンビ二よりも多いといわれている歯医医院は、歯科医師のほかに歯石を取ってくれる歯科衛生士の存在が大きいです。
学校に行く必要があるのですぐには働けませんが、歯科衛生士の資格を取るのもいいかもしれません。
地方でも月給23万ほどもらえるそうです。
年収は335万円程度になります。
保険の外交員
保険の外交員は、コミュ二ケーション能力に自信のある方ならおすすめです。
一般的に保険の外交は、契約数を伸ばせば報酬が高くなる出来高制です。
営業成績が上がりトップセールスレディになれば、比較的余裕のある生活ができるようになります。
平均年収は45.5歳で423万円です。
ヤクルトレディ
ヤクルトレディです。
子供を一般の認可保育所に預けて仕事をすると、月に約30,000円必要になります。
ヤクルトレディの保育所なら地域により条件は異なりますが、約6,000円で預けることが出来ます。
ヤクルトレディの平均年収は118万円~149万円です。
スーパーのレジ打ち
スーパーマーケットのレジ打ちは、資格や経験などが必要ないため気軽に応募できます。
一緒に働いているレジ打ちの人たちは主婦で子供を持っている人が多いです。
面接で、子供がいることが理由で落とされることも少ないでしょう。
スーパーのレジ打ちの平均年収は、50~100万円です。
家事代行サービス
家事代行サービスです。
料理や掃除などの家事が得意なら、家事代行サービスの登録がおすすめです。
お料理・作り置き部門担当のカリスマ家政婦として人気のタサン志麻さんは現在、新規での依頼は受け付けていないほど忙しいようです。
楽しく稼げて、やりがいのある仕事になるでしょう。
家事代行サービスの平均年収は約334万円です。
コールセンター
コールセンターはたまにテレビでも見ることができますが、一斉に電話を受ける仕事です。
急用などで1人や2人欠けても、補える企業力があります。
ただ、クレーム処理の電話できつい言葉でののしられて、電話恐怖症になる人もいます。
そのため、つらくてやめていく人が多いですが、お給料が高いのが魅力ですし、空調の効いた部屋で座って仕事ができます。
コールセンターの仕事は電話で少しきついことを言われても動じない強い心を持っていれば、シングルマザーにおすすめの仕事です。
コールセンターで働く社員の平均年収は320万円です。
派遣の仕事
派遣の仕事です。
専業主婦だったシングルマザーは、いきなり正社員になるのは少し難しいと思うので、正社員にこだわらずに条件が合えば派遣の仕事に就きましょう。
派遣社員なら正社員に比べて募集がたくさんあります。
どうしても正社員がいいのなら、最初は派遣社員で入社しておいて正社員にステップアップできる可能性がある会社を探せばいいでしょう。
派遣社員全体の平均年収は328万円です。
シングルマザーにおすすめの大手総合型転職エージェント
大手で総合型の転職エージェントの「doda転職エージェント」がおすすめです。
- 顧客満足度No.1
- 非公開を含む285,000件以上の求人情報
- キャリアアドバイザーなどが転職活動をサポート
- 利用者の経歴と希望に合った求人を紹介
シングルマザーの仕事のおすすめ(在宅勤務)
子供がまだよちよち歩きで目が離せず幼稚園にも入れられないという方には、在宅勤務がおすすめです。
在宅勤務といっても、インターネット回線とパソコンやスマホがあればいつでも始めることができます。
WEBライター
WEBライターは、ウェブサイトやブログ、SNSなどのオンラインメディア向けに文章を執筆する仕事です。
SEO対策やマーケティング戦略に基づいて、読者に魅力的でわかりやすいコンテンツを提供することが求められます。
WEBライターの仕事は「文章を書くのが苦手で・・・」という方も、慣れれば1,000文字の文章も1時間くらいで終わります。
スマホやパソコンの音声入力を利用すればもっと速く書き上げられます。
最初は文字単価が安いですが、やりがいがあると思います。
覆面調査員
覆面調査員です。
シングルマザーは、お金の余裕がなくて「あまり外食ができない・・・」という方が多いでしょうが、覆面調査員ならおいしいご飯が食べられます。
仕事は、覆面調査した食事の感想などを書いて、依頼主に提出します。
首都圏や大都市に多い傾向があります。
厳しいことに覆面調査員の給料はほぼゼロです。
1食分が浮いたり、格安でおいしい物が食べられます。
シングルマザーは生活費を稼がなくてはならないので、覆面調査員は仕事としてはあまりおすすめはできません。
たまに息抜きでやってみるのがいいでしょう。
アンケート調査員
アンケート調査員です。
子育てや家事などで長い時間を割くことがむずかしいシングルマザーでも、アンケート調査は簡単にできるでしょう。
しかし、アンケートだけではそれほど多くは稼げません。
- 座談会
- 商品モニター
- インタビュー調査
などに積極的に申し込んで参加できれば、高報酬が期待できます。
ただ、高報酬といえども何十万円ということはなく、月に数万円ぐらいです。
アフィリエイター
アフィリエイトはブログに記事を書いて、そこに指定のバナーを貼って、
- クリックされる
- 申込みが入る
と収入になるものです。
ただ、アフィリエイターの55%以上が、月収5,000円未満となっているのが現実です。
以前は95%が5,000円未満と言われていたので、稼げているアフィリエイターの割合は増えています。
稼ぐことが出来ない人が55%いる反面で、
- 努力
- 知識
- 運
- 日数
はかかりますが、月収1,000万円以上を稼ぐ人が0.002%いることも事実です。
今からアフィリエイトに参入するなら、かなり本気で努力しないと稼げないかもしれません。
シングルマザーの正社員とパートのメリット・デメリット
仕事を探す際に、
- 安定性があるのは正社員
- 子供が小さいならパート
になるでしょうか。
正社員とパートのメリット・デメリットをご紹介します。
正社員のメリット
正社員の場合の最大のメリットは、お給料が高いことです。
シングルマザー家庭の全体の平均就労年収は、200万円程度です。
正社員なら、80%が200万円以上になります。
また、正社員で働く場合、優先的な認可保育園の入所が大きなメリットです。
認可保育園なので、行政の補助を受けながら保育園に通わせることができます。
正社員のデメリット
正社員のデメリットは、自分で仕事の時間や曜日が選べないことです。
学校行事に参加しにくくなったり子供が急に病気になったりしても、休みにくいことがデメリットです。
パートのメリット
パートのメリットは、働く時間を自由に決められることです。
シフトを調節すれば、幼稚園や学校の行事にも参加することができます。
パートのデメリット
パートの最大のデメリットは、お給料が少ないことです。
パートに賞与が出る会社は少ないし、辞めても退職金が出ないところが多いです。
- 実家に頼れない
- 子供の数が多い
- 相手に養育費を支払ってもらえない
などが重なればパートだけでは生活が苦しいでしょう。
まとめ
シングルマザーの仕事のおすすめをまとめます。
- シングルマザーの仕事のおすすめ
- シングルマザーの仕事のおすすめ(会社勤務)
- 介護職員やヘルパー
- 介護福祉士
- 介護事務
- 医療事務
- 調剤薬局事務
- 歯科衛生士
- 保険の外交員
- ヤクルトレディ
- スーパーのレジ打ち
- 家事代行サービス
- コールセンター
- 派遣の仕事
- シングルマザーの仕事のおすすめ(在宅勤務)
- WEBライター
- 覆面調査員
- アンケート調査員
- アフィリエイター
- シングルマザーの仕事のおすすめ(会社勤務)
- シングルマザーの正社員とパートのメリット・デメリット
- 正社員のメリット
正社員の場合の最大のメリットはお給料がいいことです。 - 正社員のデメリット
学校行事に参加しにくくなったり、子供が急に病気になったりしても休めなかったりすることがデメリットです。 - パートのメリット
シフトの調節で学校や幼稚園の行事にも参加することができます。 - パートのデメリット
パートだけでは生活が苦しい。
- 正社員のメリット
をご紹介しました。
仕事を探す時には、シングルマザーのあなたやお子様の時間などの条件が一致して、難しいかも知れませんが、なるべくお給料が高い仕事に就いてくださいね。