
転職を繰り返す人の末路

転職を繰り返す人の末路は悲惨なの?
そんな疑問にお答えします。
転職を繰り返したとしても、転職を繰り返す人の末路は、一律に悲惨ではなく辞め方で変わります。
キャリアアップや年収アップなどを求めて転職するポジティブな転職と、会社に行きたくないなどのネガティブな転職は大きく違います。
転職を繰り返す人の末路について詳しく解説します。
転職を繰り返す人の末路

転職を繰り返す人の末路
転職を繰り返す人の「末路」は暗い未来しかないような印象だし、転職を繰り返すことで悲惨な末路を迎えてしまう体験談は多くあります。
「末路」という言葉には「人生や組織の盛りを過ぎた末。なれのはて。」という意味があるからです。
しかし、転職を繰り返して「末路」になるのは退職理由の違いが原因です。
転職理由が、キャリアアップや年収アップなどのポジティブな転職で、転職回数が増えたのなら明るい未来が待っています。
逆に、転職理由がネガティブな転職をして、転職回数が増えたのなら、暗くて悲惨な末路が待っています。
転職理由で、末路が大きく180度、変わるのです。
転職を繰り返す人の末路が悲惨な原因

ネガティブが原因
転職を繰り返す人の末路が悲惨になるのは、仕事が続かない原因があるからです。
- 職場での人間関係が悪い
- 給料が安い
- 仕事の内容が合わない
- 働く時間が長い
- 上司からの評価が低い
- 働く目的がない
- 通勤の満員電車がつらい
- 家が裕福
- 飽きっぽい
- わがまま
以上のように、仕事が続かない原因があります。
転職を繰り返す人の末路が、悲惨になる消極的な原因は、早急に解決しておきましょう。

転職を繰り返す人の末路対策
2022年度の新入社員の60.6%は、入社前から転職に興味を示しています。
ポジティブ転職を20代でしよう
たとえ、転職を繰り返したとしても、悲惨な末路にならないようにするには、キャリアアップなどのポジティブな転職をなるべく20代のうちにすることです。
ただ、この記事で頻繁にでてくる「キャリアアップ」というキーワードですが、転職理由を表明するときに「キャリアアップのため」という転職理由は要注意です。
面接官によっては「キャリアアップ以外」の理由でお答え下さいと言われるからです。
キャリアの構築は人によって異なるので「キャリアアップ」と一言で表すのではなく、転職して実現したいことを、具体的に考えておきましょう。
転職サービスに登録しよう
転職を繰り返していても、明るい末路転職をするには、なるべく若い20代のうちに、転職サービスに無料登録しておくことです。
転職サービスに無料登録すると、公開求人や非公開求人の紹介や、転職活動全般のサポートを完全無料でしてくれます。
転職サービスの中には、転職エージェントの他に、転職前にスキルをつけられるサービスもあり、有料の場合もありますが、スキルアップのために利用してもいいでしょう。
転職を繰り返す事が当たり前な時代

雇用契約書
- 「定年まで同じ会社で働きたい」20%未満
- 「10年以内に転職する」50%以上
- 「3年以内に転職する」約30%
日本では、まだ終身雇用制度が残っているのに、定年まで同じ会社で働きたい人は20%未満しかいません。
終身雇用制度の会社で働いていれば、毎年昇給するし、定年まで安心して働けるのにです。
少しずつ転換期が近づいていますが、今後、終身雇用制度が崩れて、成果主義的なジョブ型雇用が主流になると、大転職時代が訪れて、転職を繰り返すことが当たり前になるでしょう。
2019年4月に経団連の中西宏明会長が『企業が今後「終身雇用」を続けていくのは難しい』と述べました。
方向性として「終身雇用という雇用システムを変えていくことが必要」と、企業側と大学側の認識が一致していることを示唆しました。

終身雇用がなくなって転職が当たリ前の時代がやってきたとしても、
転職理由がキャリアアップや年収アップなどのポジティブな転職で、転職回数が増えたのなら悲惨ではなく明るい未来が待っています。
逆に、ネガティブな理由で前職を辞めて転職を繰り返すなら、末路は怪しくなり、スキルアップや年収アップがかなえられるかどうかもわかりません。
転職を繰り返した私の末路
出戻り転職を含め、正社員と派遣社員で在籍した企業は、のべ14社で転職回数は13回になります。
どの会社も長続きせずに、転職を繰り返していたので末路が不安でした。
転職エージェントを利用して転職した先輩に誘ってもらった
そんなとき、転職エージェントを利用して転職した先輩に声をかけてもらって転職しました。
その会社は、事業の多角経営をしている会社で、成長している勢いのある会社です。
その時点で、私の転職回数はかなり多くて、その数は、採用担当役員も気になっていたようです。
ただ、新規事業立ち上げの忙しい時で、即戦力が求められたし、ギリギリ20代だったし、先輩の縁故採用ということで、幸運にも採用されました。
給料も良かったので、タワーマンションの1部屋を買って住んで、眺望の良い高層マンションで衣食住に満足した良い暮らしができました。
それまで転職回数が多かった私の転職が成功したのは、辞めたくて転職したのではなくて、キャリアアップのためのポジティブな転職が成功したからだと思っています。
ネガティブな理由で退職
ところが、せっかく入社できた会社でしたが、定年まで勤め上げることなく、17年勤めたあと、ネガティブな理由で退職しました。
40代だったこともあって、どんなに仕事を探しても、正社員で雇ってくれる企業は一つもありませんでした。
収入が途絶えて高いローンを払えなくなったので、タワーマンションを売却して、そのお金で今は田舎に引っ越して賃貸暮らしです。
若いうちにポジティブな転職をしよう
もし、私が先輩に声をかけてもらわなかったら、さらに転職回数が増えて末路はいまより悲惨なものだったでしょう。
断言はできませんが、先輩がリクルートエージェントを利用していなかったら、私に声もかけてもらえなかったかもしれません。
転職成功者は平均して転職エージェント4.2社に登録しています。
まずは、総合型と専門特化型1社でいいと思いますので、総合型のリクルートエージェント、特化型でマイナビジョブ20’s、未経験なら就職shopが良いと思います。
私の経験上、転職を繰り返しても、20代のうちならまだいいですが、30代をすぎるとポジティブな理由だったとしても、まだ今の日本では、転職は難しくなると思います。
この記事を読んでいる人には、人生100年時代で先が長いので、少しでも若いうちにポジティブな転職をして欲しいです。
まとめ
今後、欧米型のジョブ型雇用が主流になって、転職が当たり前の時代になっても、転職理由はネガティブにならないようにしましょう。
もし万が一、ネガティブになってしまったら、転職の事前準備の段階で、マイナスをプラスに置き換えておいて、面接の採用面接官に好印象になるように伝えましょう。

そして何より、最初から転職の目的をポジティブなもので転職しましょう。それが転職を繰り返す人の末路を明るくすることになります。
転職理由が「キャリアアップ」なら転職後に実現したいことを具体的に言えるようにしておきましょう。
転職を繰り返していても、明るい末路転職をするには、なるべく早めの20代のうちに、面接対策もしてくれる転職エージェントに無料相談してみましょう。
