
派遣でも仕事ができないことがあるにもかかわらず時給が高い理由

派遣でも仕事ができない

これはある程度なれるまでは仕方ないです。
派遣なら仕事ができないことがなく、一般的なスキルをある程度習得している人が多いと思われがちです。
しかし派遣だとしても初めての仕事はうまくできません。
現場の先輩や上司から仕事を教えてもらっても、すぐには覚えられないこともあります。
この記事は、筆者が派遣社員として働いていた時にパートやアルバイトから派遣なのに仕事ができなくて文句を言われた時の話です。
「派遣でも仕事ができないことがあるにもかかわらず時給が高い理由」をお伝えします。
派遣の時給が高い理由

派遣の時給が高い理由
派遣の時給が高い理由は2つあります。
- 派遣は間接雇用
- 派遣は必要なときだけの労働力
派遣は間接雇用
派遣の時給が高くなる理由は、パートやアルバイトと違って直接雇用ではなく、間接雇用だからです。
直接雇用は、一般的に企業と従業員が折半の社会保険(健康保険+厚生年金)、雇用保険も企業の事業種類毎に一定の料率で負担しています。労災保険は全額企業負担です。
派遣は間接雇用なので、賞与や退職金の積立も必要ありませんので、大幅に人件費コストが抑えられます。
なので派遣社員には、直接雇用よりも高めの「外注費」という経費を支払ってでも人材を確保できるのです。
派遣は必要なときだけの労働力
派遣は生産計画や人員計画が容易に出来るメリットがあります。
企業としては必要なときだけ必要な労働力を確保できるのが、派遣社員を雇うメリットになります。
派遣を使うことは、契約期間の定めがない正社員とは違って、契約期間の定めがあり基本的に3ヶ月で満期になるので短いスパンでの労働を確保できます。
以上のような理由から派遣の方が時給が高いので、時給が低いパートさんたちからハラスメントを受けてしまうのです。
パートさんたちは、この派遣の仕組を理解しているか否かは分かりませんが、単純に時給で比較しています。
派遣でも仕事ができないことがある

派遣でも仕事ができないことがある
私は派遣社員として、派遣先の某コンビニの弁当工場で23時~8時まで働きました。
- 派遣元のコーディネーターから言われたこと
- 派遣工場で働いてみると
- 派遣でも初めての仕事はうまくできない
- 派遣を辞めました
- 派遣に対する期待の大きさ
派遣元のコーディネーターから言われたこと
初日に駅に集合した時に、派遣元のコーディネーターから注意がありました。
一緒に働くパートやアルバイトが、派遣は仕事ができて当たり前だと思っているので、トラブルにならないように気をつけて下さいと言われました。
そうは言っても、直接言われるわけでもないだろうし、いくら派遣だからといっても初めからうまくできるわけないと思いました。
たとえ何か言われたとしても、仕事を覚えていけばその先は何も言われなくなると思っていました。
派遣工場で働いてみると
実際に工場で働いてみると、コーディネーターが言っていたとおりでした。
弁当の盛り付けの仕事中にパートやアルバイトから、
- 「派遣は時給が高い」
- 「私たちは時給が安い」
- 「私は〇〇円、派遣は〇〇円」
- 「派遣なのになぜ仕事ができない」
と言われました。
私はどちらかというと不器用な方なので、弁当の盛り付け作業のベルトコンベアの流れのスピードに追いつけなくて、食材の入れ方が雑になっていました。
注意されても仕方がないと思ったので、言われるがままに我慢していました。
派遣でも初めての仕事はうまくできない
今思えば、どう考えても派遣という名前がついたからといって、今までやったことがない仕事が初日からすぐに出来るわけはないと思います。
どんな仕事でも初めてでも出来るのが派遣ならば、派遣はスーパーマンでしょう。
パートたちは23時~8時までの9時間の拘束中、私の盛り方が気に入らないとすぐ「給料高いのになぜできない」「派遣なのになぜできない」と責め立てました。
派遣を辞めました
数日間そんな状態が続いたので、私は仕事中の口撃に耐えきれないし、派遣なのに仕事ができない自分に責任を感じてコーディネーターに相談して退職することにしました。
すぐには退職できなかったので、指示された日まで勤務して退職しました。
派遣に対する期待の大きさ
この体験から、派遣に対する期待の大きさ、同じ労働なのにパートやアルバイトより時給が高いことの「うらやみ」や「やっかみ」が十分わかりました。
派遣社員は正社員よりは低いものの、パートやアルバイトと比較すると高めの時給が設定されています。
アルバイトもパートも派遣も工場内で同じ労働をしているので「同一労働同一賃金」ならば不満も起きないのでしょう。
派遣がいじめられないための改善方法
パートたちは自分たちの時給の低さを盾にして、派遣だから高給をもらってるし最初から仕事ができて当たり前という理不尽な言動を生み出しています。
この言葉を時間や場所を拘束された中で聞かされる派遣は、たまったものではありません。
なにか改善方法があれば良いのですが・・・。
そもそも、雇用形態の違うパートやアルバイトや派遣社員を同じ環境のもとで働かせるのだから、企業の責任者は給料の違いを書面などで前もって教えておいたほうがいいと思います。
まとめ
以上が、筆者が派遣社員だったときに体験した話でした。
- 派遣の時給が高い理由
- 派遣は間接雇用
- 派遣は必要なときだけの労働力
- 派遣でも仕事ができないことがある
- 派遣元のコーディネーターから言われたこと
- 派遣工場で働いてみると
- 派遣でも初めての仕事はうまくできない
- 派遣を辞めました
- 派遣に対する期待の大きさ
- 派遣がいじめられないための改善方法
働いている者同士が、わだかまりを持ったままで労働している状態は、健全とは言えません。
そんな険悪な雰囲気の中で生産されるお弁当がおいしいのでしょうか?
以上です。
お読みいただきましてありがとうございました。
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